7月1日に九段下のオプンラボのオフィスで音楽とコミュニティ〜音楽が人をつなげ、街を元気にする〜と題して、セミナー+勉強会「くらラボ!ゼミ」を開催します。
音楽を使ってコミュニティを活性化することを勉強していきたいと思っている鞍掛が、オプンラボと共催でセミナー+勉強会をすることにしました。第一回は、音楽のヤマハが推進している音楽の街づくり事業「おとまち」について、株式会社ヤマハミュージックジャパン事業開発部の佐藤部長に来ていただき、講演してもらいます。
おとまちのパンフレットには、
「音楽が持っている
人と人をつなげる力を使って、
地域の活性化や
企業と社会の共有価値の創造を
お手伝いします。」
と書かれています。
人々の求める「価値」が変わってきています。
たとえば、マンションの価値。かつて、それは立地や機能、デザインを指していました。
しかし現在、住人によるコミュニティの充実や地域とのつながりを大切にする人々が増えています。たとえば、駅ビルの集客。著名人を使ったイベントやアート作品の展覧会などに加え、
今は、同じ街に暮らす人々のコンサートに価値を感じ、愛着を持って集まる人々も少なくありません。たとえば、地域の音楽イベント。プロによる上手な演奏を聴いて楽しむだけでなく、
自分たちで楽しく演奏することや、準備から関わることにも価値をを見出す人々が増え始めています。そう、経済が発展し、モノがあふれる成熟社会では、
モノそのものの価値やコトそのものの価値に加え、そこから生まれる人との出会いやつながり、
自分も参加できる物語があるかどうかといったことに価値を感じる人たちが増えてきているのです。
社会の抱える課題に対して、音楽で解決できることはないか。
世の中の求めるニーズに対して、音楽でできることは他にないか。
そして生まれたのが「おとまち事業」だということです。
セミナーでは実際の事例を紹介してもらいつつ、参加の皆さんと一緒に、音楽の力で何ができるのかを考えるワークショップも計画しています。
●おとまち
http://jp.yamaha.com/sp/services/otomachi/