無敵会議手法と私が勝手に呼んでいるワークショップの手法があります。
短時間でのアイディア出しや、新しいプロジェクトのチームビルディングに最適です。
この手法を知ったのは百式管理人の田口元さんのイベント「無敵会議」でした。田口さんはさまざまなテーマでユーザー全員参加型の会議形式イベント「無敵会議」を開催していました。初めて会った人たちで短い時間に与えられた課題について議論をしていくワークショップは新鮮で、刺激的でした。このやり方は使えると思いました。
参加者には課題用紙が配布され、まず一人ひとり個人でアイディアをその用紙に書き出します。その後に着席している前後6人程度でグループを作成し、書き出した個人のアイディアを発表しながらグループで議論して、グループのアイディアを別の課題用紙に書き出します。そして最後はそれを発表して共有するというもの。田口さんは、この課題設定こそが会議の成否をわけるといっておりました。
課題用紙に書かれた課題は穴埋め形式になっており、最後にその内容をフリースペースに文章や絵や図で説明するというものです。それを真似して私が行ったのは例えば次のような課題です。
「音楽の( )という力を使って、( )の人と人をつなげる( )を実施する。それは( )です。」
回答例:
「音楽の(上下関係に関係なく楽しめる)という力を使って、(会社)の人と人をつなげる(社内音楽祭)を実施する。それは(上下関係や部署に関係なく、純粋に音楽をやりたい気持ちで社員バンドをつくり、社内交流もかねてライブハウスで開催する社内音楽祭)です。」
この課題を目的に合わせてうまく作れば、社内でのアイディア出しやチームビルディングに使えます。
田口さんのブログ「IDEA*IDEA」に「無敵会議の作り方」という投稿を見つけました。そのもとは、大橋禅太郎さんの「すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!」だそうです。この「すごい会議」には、ワークブック「すごい会議ワークブック2014‐15」があり、細かく手法が解説されています。このワークブックに従って、すごい会議も実施したことがあります。この手法は合宿などで時間をかけてチームの意思統一図る際に最適です。
自由なブレインストーミングは手軽で良いのですが、こうした骨組みに沿ったワークショップはより効果が高いので、おすすめします。