開発部門で実施しているエスノグラフィ調査の発表会に行ってきました。顧客目線で商品開発を進めるために、開発者自らが顧客の自宅を訪問して現場を観察し、インタビューをします。
今回はアメリカでの調査。ロスアンゼルスの様々なタイプの6人の家を訪問、2時間ほどインタビューと行動観察をして、家の中の写真撮影をします。インタビューの後、集めた顧客の本音や気付きをメンバーで書き出し、分類をして仮想のユーザー像(ペルソナ)を作ります。さらに各ペルソナごとに購入までのジャーニーマップ(顧客の行動と心境の変化を時系列に分析したもの)を作ります。そしてそのジャーニーマップに従って、ユーザーの課題解決のためのアイデア出しをします。顧客の目線での面白いアイデアが発表されました。
私は、もともと製品開発に居て、マーケティングの仕事にかわりましたが、現場を見ることの重要性をつくづく感じます。
今回の調査でも実際の顧客の使用現場を把握することで、どのように製品が利用されているか、大きな気付きがあったと、開発者も同行した営業マンも感想を述べていました。
現場に出向いて、人に会って、同じ空気を吸うことがとても大事だと思います。
⚫︎エスノグラフィ
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